金の比重について
2021年03月08日 [Default]
比重について
金の比重を調べる方法
金の比重を調べる方法
金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
最近はプラチナの偽物として、タングステンという金属の偽物が出回っています。これはプラチナと同じ比重が出るというやっかいな代物です。非常に便利な機材ですが、比重をコントロールされれば真贋(本物かどうか)は分かりません。比重計以外の鑑定方法として、タッチストーン(試金石)や、X線を使った分析装置などもあります。買取の際は100%の信用はできないので、十分に注意が必要です。
比重計の使い方
使い方はとても簡単です。左の画像タイプだと、内側の線まで水を入れた後、調べたい金属を水の中に入れてボタンを押すだけです。すると分析結果が表示されますので、下記の比重値表か、付属の説明書に記載されている数値と照らし合わせることで金属を判別できます。水や金属が汚れていると正確な比重を量ることができないので、予め綺麗に掃除しておきましょう。
比重値について
同じ体積でも金属によって重量は異なります。比重値とは同じ体積をもつ標準の物質の質量の何倍であるかを示した数値のことです。例えば金よりもプラチナの方が比重値が高いので、同じ体積でもプラチナの方が重くなります。
金属などの個体であれば、水を基準として測定されます。4℃の水の密度は0.999973g/cm3で約1.0g/cm3です。CGS単位系で表すと数値的にはほぼ同じ値となります。実用してもその差は無視しても問題ないそうです。
密度と混同されやすいようですが、密度は質量を体積で割った量です。比重は基準物質と比べた質量比であるという点で異なります。比重が1よりも大きい物質は水に沈み、1よりも小さい物質は水に浮きます。物質が水に浮くか沈むかについては、密度よりも比重の方が判断しやすいようです。
比重計はどこのお店にも置いてあるのか?
比重計は金やプラチナの品位を調べるのにとても参考になるので、貴金属買取を専門的に行っているお店なら必ず置いてあります。比重計があれば刻印がなくてもある程度の品位を調べることができます。逆に比重計を置いていないお店は調べることができないので、買取店としては信用に欠けるかもしれません。
比重計の注意点として、比重計に入れることのできない大きな製品や、製品内部に空洞のある物は調べることができないので、そういった貴金属製品は「試金石」や「X線分析装置」などの設備が充実している大手貴金属買取店に相談してみましょう。
金の比重値
金 比重値
K24 19.13〜19.51
K22 19.13〜19.51
K20 16.03〜17.11
K18 14.84〜16.12
K14 12.91〜14.44
K10 11.42〜13.09
プラチナの比重値
プラチナ 比重値
Pt1000 21.24〜21.66
Pt950 19.84〜20.85
Pt900 18.61〜20.08
Pt850 17.53〜19.38
Pt800 16.56〜18.72
Pt750 15.70〜18.10
その他の貴金属の比重値
その他の貴金属 比重値
銀 10.53
銅 8.93
ロジウム 12.44
ニッケル 8.90
コバルト 8.85
ルテニウム 12.41
パラジウム 12.02
アルミニウム 2.70
鉄 7.87
鉛 11.36
スズ 7.30
亜鉛 7.13
チタン 4.51
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